腕時計
かれこれ20年ほど使っていた腕時計の時刻表示が狂うようになってきた。今はスマホもあるし、時刻を確かめるだけなのでもう必要ないかと思ってしばらく腕時計のない生活を経験してみた。結果思ったことは時刻を確かめるためだけにスマホを取り出すのは面倒だという事…。というわけで新しい腕時計を買うためにでかけるわけである。
ところがデザインも機能もお値段もいろいろあり過ぎて決まらないのである。本人は時刻を確かめるだけだからどれでもいいと思っている。カメラやレンズを買うときには穴が開くほど情報を眺め自分が使っているシーンをイメージして買うから勝負は早い。が、どれでもいいと思っているものの買い物はだらだらと時間が経つばかりなのだ。
結局ショップの中をショーケース沿いに3周ほど回って、たまりかねて店員に声を掛けた。「これ見せて」と特価で半額になっているモデルを指差すと、これは買う客だと思ったのかは分からないが今まで簡単な説明をするだけだったその店員は俄然満面の営業スマイルを浮かべて、見せてと言った商品とは別に似たようなデザインの別の商品も2つ3つ織り交ぜてそれぞれが持つ機能だとかいろいろと話を聞かせてくれるのだった。そして相手のペースにハマってしまった僕は、気がつけば最初に見せてもらった商品の倍ほどの値札がついているやつを腕にはめて機嫌良く店を後にするわけだ。
そんな経緯を経てめでたくウチに来た腕時計くん、僕の寿命が尽きるまで、いやその後もきっと時を刻み続けるんだろうなぁなどと考えながら帰りに寄り道したレトロな街のイルミネーションはシンプルで夜のデートにはもってこいの場所だった。
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
RICOH. GR III
障壁
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
お盆の休みに四国へ帰省するとき、少し遠回りをして世羅高原農場へひまわりを見に行った。ここに来るのは久しぶりだ。
一時期は春のチューリップ、夏のひまわりと年に2回来るのがお決まりになっていたのだが、コロナ禍の影響や病気をしたことによる体力の衰えなど様々な要因が障壁となってしばらく足が遠のいていたというわけだ。
久しぶりに来た今回、見慣れた変わらぬ景色を目にして、あぁ、何があっても季節は当たり前のように巡っていくんだなぁと、柄にもなく少しセンチな気分になった。
この後、亡き父の墓参り、祖父母の墓参り、そして本家の方へも久しぶりに顔を出して故郷の無人の実家に何日か滞在して、今また現実を生きている。
今回の帰省旅行は結果的には思い出深いいい旅になったのだけど、相変わらずブログの更新は遅いのである。このブログを書き始めた頃はパソコンで設定だけをして更新はスマホでしていたのだが、あの小さな画面を見ながら記事を書くのがどうにも辛くなって、おまけに仕事上の必要性もあって昨年の冬にタブレットを新調して今はそのタブレットで更新をしている。
結果、写真の選別も文字の入力もはるかに楽になり、これでブログもバリバリ更新できるぞと意気込んでいたのも束の間…、ここに新たな障壁が現れてしまった。その障壁の正体は何かというと…、ゲームへの誘惑だったわけだ。スマホでは画面が小さ過ぎて見るのも苦痛だったニュースアプリ、SNSなども然りである。
さぁブログを更新するぞ!とタブレットを広げると単純なパズルゲームのアイコンがおいでおいでしているし、新着ニュースが届いていますというお知らせがホーム画面にでかでかと居座っている。これらの誘惑に負けずにブログアプリを開くのは至難の業だ。ブログの記事を書くという創作活動はある意味仕事と通じるものがあって、もともとズボラな遊びたい性格の僕にとってタブレットの誘惑は目の前に聳え立つ抗い難い障壁としてそこに存在するのである。
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150 F2.8 PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150 F2.8 PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150 F2.8 PRO
3年ぶりの…。
Sony RX100M5
2週間ほど前のこと…。
コロナ禍の影響でしばらく催されなかった山口七夕ちょうちんまつりが3年ぶりに開催された。
この前日に4回目のワクチンを接種した僕は幸いなことに大きな副反応が出ることもなく、久しぶりのまつりにいそいそと出かけていった。
まつりは始まる前の雰囲気が好きだ。気の早い見物客は浴衣を着て楽しげに歩いており屋台の出店からはボチボチといい匂いがしてくる。
コロナ感染の勢いが止まらない中でもずいぶんと人出があった。これは想定内である。まつりに限らず、何かイベントが開催されればその事実そのものが免罪符であり、出かける言い訳となるのだ。今よりはるかに感染者の少なかった時期でも、イベント中止や飲み屋の時短営業のある頃は、ただ出かけることにさえ罪悪感があり、少なからず感染への恐怖心もあった。感染する確率は今のほうがはるかに高いにも関わらず…。
かくいう僕ももちろんそのひとり…。頭の中は自分に対する言い訳ですでに洗脳されていて、これから始まるまつりの夜への期待で胸もぱんぱんに膨らんでいる。夏まつりの賑わいを存分に楽しんで、ステージイベントに出演しているお知り合いの演奏などを聞いていると、文字通り3年ぶりにここでしか会わないような知人とも再会したりして、一緒に騒いだりするのもまた楽しいことだ。
そんな時間を過ごしたらまつりもクライマックスを過ぎて、気がつけばいつの間にか灯りの灯っていたたくさんの提灯が闇の中に浮かび上がっている。
まつりの終わりは、夏の終わりに感じるような寂しさをともなって過ごした時の記憶を心に刻み込む。
まだまだ気候は暑い夏の真っ盛りだけれど、人の心はこうやって季節を繋いでゆくのだろう。生命を燃やすように過ごす夏、寒い冬を乗り越える準備をする秋、それぞれの季節を無事に繋いで、また暑い夏を迎えられればいいなと想いながら僕は家に帰る。
Sony RX100M5
Sony RX100M5
夏景色
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
身体が溶けてしまうかと思うような暑さがつづいている。が、事務職で一日中冷房の効いた部屋で仕事をしている身にとっては寒さすら感じることもあり、病気を患ってからは特にその傾向が強くなりつつある。外で汗をかいて仕事をしている方たちには大変申し訳ないのだが、この季節に寒さを感じるというのもなかなか辛いことなのだ。だからというわけではないが、週に一度の休日には夏景色を求めて彷徨うのが今の僕のトレンドというわけだ。この日は台風が近づいて雨模様になるという予報だったが、朝起きてみると風は強いもののところどころに青空も見えるひまわり日和だ。紫陽花を撮ってからはしばらく使っていなかったミラーレス機を引っ張り出して有名どころのひまわり畑を訪れた。天気予報のせいかそれほど混んではおらず、だだっ広い畑の散策なのでマスクも外して目の前の夏景色をメモリーカードに納めて今日のお土産とする。このブログの記事を見ると花の便りは5月の藤の花で止まっているが、そこからの間に花菖蒲も紫陽花も撮りには出かけているのだ。なのに更新が滞った訳は単純明快で、自分でアップロードする記事に対してルールを作っておいて、実はそのルールを守るのがめんどくさくなり、されどルールを破るのも嫌でうだうだと先延ばしにしているうちに写真の鮮度も落ちてしまって、「なら、やーめた」という何とも情けないほどのズボラな性格の持ち主であるが故、というのは読んでくださっている読者の皆さまも薄々お気づきのことと思う。こんなわけで季節感を伴うブログネタは少々苦手になってきたが、まぁ細々ながら生きている証として続けていこうと思う。
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
Coming soon.
RICOH. GR III
前世紀の終盤にパソコンを手に入れて今のように常時接続ではない時代には接続時間を気にしながら夜な夜なネットの海を漂っていた。その内に自分のホームページを作ってみたくなり、ホームページビルダーなどというソフトウェアを買ってきて悪戦苦闘して出来上がったのは、小学生の夏休みの宿題の絵日記のような、今考えてみればかなり恥ずかしい代物で、それでもレンタル掲示板などを借りて未だ会った事もない人たちと交流を楽しんだりしていた。そして時代は進み僕の個人的なホームページはソフトがなくても更新が簡単にできるblogという媒体に役割を譲り、さらに今度はFacebookやInstagramといったSNSに代替されることとなる。ただしアップロードする記事の内容は大して変わり映えするはずもなく、SNSは出かけたイベントの反省会的な交流をしてみたり、美味しいものを食べに行った自慢大会をしてみたりで、当たり障りのない人付き合いをするのがメインの役割となってしまった。やりたい事とやっていることのギャップを埋めるためにこのブログを立ち上げてみたもののひと月くらいは平気で放置してしまい、ネタは賞味期限を大幅に過ぎたものばかりでもはや記事として加工することもできずにいるというのが最近の状況なのだ。
Coming soon …。つい最近出掛けた隣の県のアウトレットモールは前に来たときよりもこの壁紙が多くなっていたように思う。ショッピングモールの空き店舗はその存在自体が寂しさを呼び寄せるようで、この壁紙が増えた理由はもちろん長引くコロナ禍の影響が大きいと思うけれど、ここから盛り返すにはかなりの労力が必要だろう。このブログも放置せずに頑張って更新したい気持ちはあるのだがなかなか…。あるいはトップページにCcoming soon の壁紙を貼っておくのがいいかも?なんてくだらないことを考えてみたりもするわけである。
待っていてくれた藤の花
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
また少し更新が滞ってしまった。
桜の花見を少し張り切り過ぎたせいか、しばらく体調が悪く、ついでに懸案事項だった症状が手遅れにならないようにと予防的処置をすることになったのだった。
そのために3食昼寝付き点滴付きのバカンスに4週間弱出かけていてようやく昨日帰ってきたところだ。
結果的にこれで二年連続して世間様がゴールデンウィークを楽しんでいるのを指をくわえて見ている破目に陥ってしまったという、遊ぶことで生きるエネルギーを得ている僕にとっては甚だ残念な結果になってしまったわけで、SNSに上がってくる藤の花の写真を見ながら今年もこの花を見られないかなぁなどと半ば諦めていたのだった。
でももしかしてと思いつつバカンスから帰って一風呂浴びてからいつもの場所へ出かけて目にした風景は、本当に僕を待っていてくれたかのように思えるほど満開の花房を風に揺らしながら五月晴れの青空の下に聳え立っていた。神様が少し哀れに思って下さったのかもしれない。今日この景色を見られたことに感謝しつつ、思いは薔薇、花菖蒲、紫陽花へと広がっていく。欲張らずほどほどに楽しんでいこうと思う。まずはめっきり落ちてしまった体力を少しずつ元に戻さねば…。
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
RICOH. GR III
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
RICOH. GR III
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
永源山公園のチューリップ
RICOH. GR III
桜にそろそろ飽きてきた頃、前日の広島県遠征の疲れと、もはや持病になりつつある貧血の症状が出てきたのでちょっと大人しくしておこうか?と思い朝寝坊を決め込んでいたのだが、目が覚めてカーテンを開けるとウチにいるのはもったいないほどのいい天気が広がっていた。時間も遅くなっていたので遠出は無理、体力的にも遠出は無理そうだったので比較的近くの永源山公園へチューリップを見にいくことにした。本当は下関火の山のトルコチューリップが見たかったんだけど、翌日は仕事だしこの日は休養日と決めて?いたので無理なくということだ。家から30分程度で駐車場に着いたが季節もいいしぎっしりと車が停まっている。1番隅っこの小さなスペースを何とか見つけて停めたけど運転席のドアを開けるスペースもないので後ろのスライドドアから降りる。最近は乗用車もずいぶんと大きくなってきたみたいで、昔からの駐車区画では狭すぎるようだ。幸いウチのクルマは軽自動車に毛が生えたくらいの車格なので夫婦二人で移動する分にはちょうどいい大きさだ。準備をして歩き始める。公園といっても山だから遊歩道はそれなりに勾配があって貧血の我が身には結構堪える道程だ。休憩代わりに途中に咲く花の写真を撮りながらのんびりと歩く。カラフルなチューリップが見えてきたらそこがゆめ風車のある頂上だ。花はもう見頃をちょっと過ぎた感じだったけど、久しぶりのチューリップ…、ゆっくりと記念撮影に興じる。木々の間からは周南の工業地帯が見えて、工場の夜景もひょっとしたら綺麗かも?とちらっと思ったけどちょっと遠すぎる感じではある。適当に撮影を終えたら下山開始!ここで大失敗をやらかして適当に下って行ったら駐車場とは反対方向へ降りてしまった。当然登り返す元気など無く山の裾野を延々と歩く歩く。これがまた微妙に登り坂で何度か座り込んでようやくクルマを置いた駐車場に着いた時はへたり込みたいほどだった。情けない話ではあるが病気をしてからの体力はこんなものだ。翌々日が通院日だったので血液検査の結果を見てみるとヘモグロビンの値が7程度しかなく即輸血の沙汰をいただいたというのがこのエントリーのオチなのである。
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
RICOH. GR III
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO
RICOH. GR III
OLYMPUS OM-D E-M1mk3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 F4.0PRO