歩いたり食べたり撮ったり座ったり

カメラを持って歩くのが好きです。

与一野のしだれ桜

 

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広島県山県郡安芸太田町寺領

RICOH. GR III

今日から10日前、4月9日のことだ。平野部の桜は花が散って葉桜になる頃、広島県の与一野のしだれ桜を見るために中国自動車道を東へ向けて走った。戸河内ICを降りてすぐのところに道の駅があり、その反対側に小さな飲食店が並んでいる場所があって休日にはいつも多くの人が集まっている。そこでお昼に食べるお弁当を買ってから北上するのがこの辺りに来た時の慣例となっている。この日もお弁当を買って寺領方面へとハンドルを向けた。トンネルができてバイパスされた道を手前で旧道に入り、しばらくは離合困難な狭い道を走る。道が開けてきたら目的地はすぐそこ、指定された駐車場へ車を停めていそいそと準備をする。右上の方を眺めると桃源郷のような風景が目に飛び込んでくる。そのなかでも一際高いところで風に枝をなびかせているのが与一野のしだれ桜だ。この辺りは与一野と呼ばれていてその由来は源平合戦で扇の的を射抜いた那須与一にある。道路沿いには那須与一の墓があり、説明書きにはその歴史的背景が書かれている。ちょっと調べてみると那須与一の墓というのはいろんな所にあって、その数ほどの伝説があるようだ。ここで少し話を脱線させよう。僕は平家伝説に少し興味があって四国や九州の険しい山間の集落をバイクで好んで訪れていた時期があった。宮崎県の椎葉村などは何度も通ったことがあり、ここには那須与一の弟、那須大八郎と平清盛の孫娘の悲恋の伝説が残っている。今でも椎葉村には那須さんと椎葉さんという苗字が多いらしく那須大八郎手植えの八郎杉とか十根川重要伝統的建造物群保存地区、鶴冨屋敷など興味深い所が多い。平家落人の伝説は四国にも数多くあって、平清盛から数えて何代目かの当主が今でも暮らしている屋敷などもあり、十根川地区によく似た集落が高知県の山奥に残っていたりで歴史のロマンを感じさせる。この辺りでやめておかないとキリがないのでこの話はここまでとして、与一野のしだれ桜、満開にはもう少しという感じだったが、今年、この桜が咲くのを見に来ることができたことに感謝しよう。今回は田んぼに水が張られていなかったのが少し残念だったが、ここで十分花見を堪能して芸北方面へ偵察に向かった。結果はまだ蕾状態で、やっぱり今年は山間部の桜の開花が少し遅れているようだ。ということは…、逆に言えばもう少しの間、桜を楽しむことができるかも?
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広島県山県郡安芸太田町寺領

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広島県山県郡安芸太田町寺領

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広島県山県郡安芸太田町寺領

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広島県山県郡安芸太田町寺領

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