歩いたり食べたり撮ったり座ったり

カメラを持って歩くのが好きです。

コスモス畑にて

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コスモス畑にて/下関市リフレッシュパーク豊浦

OLYMPUS OM-D E-M1

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150 F2.8PRO

 

話は前後するが、10月といえば花の主役はやはりコスモス…。先日出かけた公園、今年はコロナ禍で祭りは中止になったが、いつものように花は咲いて人出もそれなりに多かった。四季のあるこの国では桜が咲けば桜まつり、チューリップが咲いたらチューリップまつり、菖蒲まつりにあじさいまつり、ひまわりまつりにコスモスまつりと続き、四季を通して何かしらまつりが催されている。そんな祭りのたびにカメラを持ってはいそいそと出かけて季節の花を背景にせっせと思い出の風景をコレクションするわけだ。そんな人のたくさんいるロケーションで思い出の風景になるべく他人が入り込まないように構図を組むのだからこれはなかなかに大変な作業なのだ。ならばまつりの日を避けて人の少ないときに出かければよさそうなものなのに、わざわざまつりの日を選んで出かけるわけだ。まぁ平たく言えばまつりの雰囲気が好きなわけで、もしお気に入りの構図に他人の手とか足とかが不用意に写ってしまったらPhotoshopか何かでごまかしてしまうのである。

四季の花とまつり、毎年同じ時季に同じ場所へ同じ人の手を引いて出かけ、大して変わり映えのしない思い出の風景をコレクションすること…、あと何回来れるかななどと考え始めるほどに歳を重ね、今年も無事に2人でコスモスを見ることができたということに感謝しながらこの日記を書いている。普段はさほど気にも留めない、変わらない日常が毎年続くということは、実はとてもありがたい幸せなのだとつくづく思う秋の夜長なのである。