歩いたり食べたり撮ったり座ったり

カメラを持って歩くのが好きです。

冬色の草原

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冬色の草原/山口県美祢市秋芳町龍護峰登山道

RICOH GRⅢ HDR調

 

先週の日曜日に秋吉台の龍護峰へ登ってきた。秋吉台の中では最高峰だが標高は425m…、山登りというよりは草原のお散歩コースだ。最初の樹林帯を抜けたら山頂までは見晴らしの良い草原の中を歩く。秋吉台にはなだらかな丘のようなピークがいくつもあって、それぞれに向かって道が付いている。うまく繋げば健脚の人でも満足できる縦走コースを作ることも可能だ。コロナ禍の最初の頃、密にならずに気晴らしのできる遊び場を求めてこの草原をよく歩いた。幸いカメラさえ持っていればそこそこ退屈せずに遊べる質だし、住んでいるのが田舎なので山でも海でもカメラに納める風景などいくらでもある。見慣れた草原でもちょっと歩いてみれば、思わぬいい景色に出合うこともあるわけだ。この日、いつの間にか冬色になっていた草原から見上げれば雲の間から薄明光線が降りているのが見えて、もうすでに冬がそこまで来ているのを感じることができた。雪など滅多に降らない南国の冬だが、こんなご時世ながらもあたりまえのように次の季節がやってくる。やってきた季節の中で無事に年を越せれば、来年はいよいよ節目の歳を迎える。ぼんやり生きていたら人生は本当にあっという間に過ぎて行きそうだ。