歩いたり食べたり撮ったり座ったり

カメラを持って歩くのが好きです。

鳥撮り

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鳥撮り/山口県美祢市秋芳町白水の池

OLYMPUS OM-D E-M1

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150 F2.8PRO

 

秋吉台の西側に白水の池という池があって、この池の水は湧水なのだが、カルスト地形の石灰岩の成分を含むため水が少し白く見える。水源はちょうどこの写真の鳥のいる奥の方にあるらしい。何年か前にここで写真を撮っていて偶然オシドリがいるのを見つけて、それから何度か来てみたのだが、残念ながらまだ再会はしていない。

この日はどこかへ雪景色を見に行こうと家を出て、なんとなく秋吉台方面へハンドルを向け、途中で思いついて池まで来た。いつもは青白く濁っている池の水が透明だった。水鳥たちが隠れているのはいつも人が近寄れない池の奥の湧水の辺りで、真ん中の島に渡って望遠を構えてもあまり大きくは写らない。1.4倍のテレコンを着けた望遠端で換算420mm、僕の手持ちの機材ではこれが一番長い組み合わせだ。鳥撮りにハマると趣味の域を超えて道楽になってしまうのは目に見えているので、ここはあっさりとトリミングで…。欲を言えばキリはないことだけど、まあトリミングに耐えられる画質を得られる40-150 F2.8は手放せない名玉だと思うのである。何年か前にほとんどの単焦点レンズを手放して便利ズームの12-100 F4.0を買って、これが今、常用のレンズになっている。日常的にはこのレンズ一本でほとんどの場面において事足りる、のだが、最近ポートレート用の中望遠単焦点が欲しいなぁと思い始めて、僕のカメラ人生、考えてみれば買っては手放しの繰り返しだ。いっそ GRⅢ一台に絞るかと何度も思った。実際持ち出す頻度は圧倒的にコンデジのほうが多いわけで、ミラーレス一眼を手放せばずいぶんと楽になるのにと自分でも分かっている。男のおもちゃに対する物欲はキリがなく、どこで折り合うかが肝要なのである。いやぁ、鳥撮りなんてもっての外…、なのである。