歩いたり食べたり撮ったり座ったり

カメラを持って歩くのが好きです。

港町ぶらぶら…

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

上盛山を降りてから麓の港町を少し散策した。こんなときには大きくて重いミラーレス一眼を首からぶら下げるよりもコンデジをポケットに入れて軽快に歩きたい。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

港町特有の狭い道を歩いたり、時には路地のようなところへ迷い込んだりするならズームも必要なく、こんなときに持ち歩くならGRⅢで決まり!なのである。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

三方を海に囲まれた山口県、港町を探すのに苦労をすることはなく、久しぶりに訪れた瀬戸内海は日本海側の海と違って波も静かでとても穏やかな表情を見せてくれた。梅の蕾が綻んで少し春を感じることができるようになると僕は不思議に瀬戸の海を見たくなる。花と同じで海の様相も季節の風物詩として僕の本能に組み込まれているようだ。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

港町というよりも漁師町という方が正確な表現かもしれない、そんな小さな街をぶらぶらと歩いていると、いろいろと小さな発見があって面白い。今回はカメラの設定をブリーチバイパスにして撮ってみたが、ちょっとイメージと違うなーという感じだ。やっぱり自分で色合いを突き詰めるべきだなぁと改めて思ったことがこの日の収穫なのだった。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

詳しいことは勉強不足で分からないが、上関は海の番所があったところらしく、ここ上関と防府の中関、そして下関「赤間関」は防長三関というらしい。街並みを歩いているとき番所跡という看板を見かけたので行ってみることにした。ここにあったのは移築された建物で実際にはもっと海の方にあったのだろう。移築された場所は小高い見晴らしの効く場所で元々高校があった場所ということだった。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

我々が訪れた時には他に人影はなかったけれど、建物の傍らにあったつくばいに水仙の花が飾ってあって、無人ながらももてなしの気持ちが感じられた。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

番所跡からは眼下に小さな街並みと船が行き交う海が見える。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

往時には若人が集い活気に溢れていただろうこの場所も今は人の気配もない野原になっている。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

街へ降りてくると古そうな鉄工所があった。中には灯りが灯っていた。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ/ブリーチバイパス

街並みを歩いてみると思いがけない歴史のある街だった。古くから栄えた歴史ある街に現代を生きる人々が生活している。そんなところを歩くのはとても楽しい。ついでにいい写真でも撮れればいうことがないと思うわけだがこればかりはなかなか…。

 

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山口県熊毛郡上関町

RICOH GRⅢ

街並み散策を終えて近くのカフェでおやつタイムだ。その時に壁に飾ってあった絵地図、30年前の街の地図だそうだ。見れば一枚110円で販売しているという。子供の頃から地図を眺めては妄想を膨らませていた僕としては買わずに帰るという選択肢は存在しない…。この地図を持ってもう一度ここを訪れよう。